こんにちは。かわまりです。
今日は「フリーランスWEBデザイナーがぶつかる壁」についてお話ししようと思います。
なんでこの話をしようと思ったかというと、
私自身が色々な壁にぶつかりまくって
心バキバキに折れまくりましたがなんとか生き残っているので
悩んでいる人をちょっとでも励ませたらなぁと思ったからです。
WEBデザイナーってなんかオシャレそうだし、キラキラしてそうですが
学習も営業も仕事もとても泥臭いです。
WEBデザイナーになる前〜なってからも色々な壁がありまして、
私は優秀でも器用でもないのでほとんどの壁にぶつかった珍しいタイプです。
ざっと私がぶつかった壁は以下の通り⬇️
- 学習中、デザイン力が伸びない壁
- 営業の準備で謎の不安に押しつぶされる壁
- 営業メールを送ったら返信が来ない壁
- 返信が来て面談に進んだけど、案件に繋がらない壁
- 案件をいただいたけど継続にならない壁
- 継続案件をいただけるようになったけど低単価・短納期で疲弊して寝られない壁
- 単価アップして継続にも恵まれ、欲しい金額が稼げるようになったけどなんか不安な壁
同じフリーランスでほとんど壁にぶつかってない優秀な人もいるそうです。
そんな人はお願いだからどっか違うところでぶつかってて欲しい(電柱とかでもいいから)
「なんか自分ばっかりうまくいっていない」「周りの人はみんな自分とは違って順調そう」と落ち込んでいる人!
それ勘違いですからね(笑)ほんの数分お付き合いくださいませ。
学習中、デザイン力が伸びない壁
私はデザインスクール「デザトレ」の1期生として勉強をしていました。
ただもともとの私はめちゃくちゃデザインセンスがなくて。
文字組すらロクに出来なかった記憶ある💦
人前で自分のデザインを添削してもらうことに抵抗もあった。
けど「徒然草」を書いた兼好法師がこんなことを言ってたらしくて。
上手くなってから人に見せようと思うのではなく、
下手な時から恥をかいてもいいからどんどん人に見せる。
そうゆう人が上達する。
この言葉に勇気づけられた単純な私は
羞恥心を捨てて添削に持って行ってました。
鎌倉時代の人もそう言ってるんだから
説得力ある気がする
あと学習の壁に関しては、独学だろうがデザインスクールを受講していようが
ちゃんと学習時間をとって真面目に取り組む!ってことが本当に大事。
当時はコーダーとして昼間は働きながら夜に勉強時間をとっていました。
私の中では一つ後悔がありまして・・。
それは
当時コーダーとしての収入を減らしてでも
デザインの学習時間をもっと確保すべきだったということです。
このへん私はまだ「デザインを身につけて稼ぐ」という覚悟が
足りていなかったと思う。
あと学習は人を巻き込むのも大事。
人間一人じゃサボる生き物なので、同じスクール内の誰かに声をかけて
一緒に学習する!やらなきゃいけない環境を整えるのが一番成長が早いなぁと思います。
そんなこんなでなんとかデザイン力を伸ばすことができたのでした。
学習の壁のまとめ
- 下手でも恥ずかしがらずに添削しまくってもらう
- 可能であれば仕事を減らしてでも、学習時間を確保する
- 一人だとサボるのであれば人を巻き込んでやらなきゃいけない環境を作る
営業の準備で謎の不安に押しつぶされる壁
デザトレで4ヵ月間ほどカリキュラムを終えたのち、他の受講生と一緒に営業をスタートしました。
「なんで?」と思うかもしれませんが、
営業準備の段階で不安すぎて早くもメンタルがやられてました。
大学時代にリーマンショック直後の就活で苦戦した経験があるので、
また同じような経験をするのかと思うともう吐きそうで・・。
後から聞いたけど、
意外とこの営業準備のタイミングでメンタルやられる人って多いみたい。
当時はデザトレのちこさんや同期にめっちゃ励まされたので
ほんとに感謝です・・
ちなみに私がした営業準備は以下のようなものでした⬇️
- 営業メール(添削あり)
- ポートフォリオのスライド
- 価格表
- 自己紹介動画の撮影(添削あり)
- Wantedlyのプロフィール登録
- 営業先リストの作成(手動)
中でも一番苦戦したのは「自己紹介動画」です。
- セリフが覚えられない
- お辞儀の長さが掴めない
- セリフを覚えると逆に感情が込められなくなる
とNGを連発し、添削でOKが出るまで通算60本撮影しました。
「自己紹介動画」は必須じゃなかったのですが、とにかく準備を万端にして少しでも不安を取り除くために
添削がOK出るまで粘った感じです。
営業メールも4パターンくらい作って、自分の中では「準備万端!」と言える状態にしてました。
営業の準備で謎の不安に押しつぶされる壁のまとめ
- とにかく周りと助け合う
- 不安になったら同期や先輩に話す
営業メールを送ったら返信が来ない壁
そんなこんなでできる限りの準備をし、制作会社さんへの営業をスタート。
当時は代行を使わずに1件1件手動で送信を始めました。
しかし40件くらい送ったけど、待てど暮らせど返信は来ない。
同時期に営業スタートした人はちらほら返信も来てて、当時Xを開くと「返信きた!嬉しい!」的な投稿をみると
まあへこむ!
自分はうまくいっていないのに、他の人に「おめでとう!」と言えるほど人間ができてないので
そんな自分にさらにへこむ。
「なんか自分ばっかりうまくいっていない」「周りの人はみんな自分とは違って順調そう」と
勝手に悲劇のヒロインごっこが始まってました。
やばい!このままじゃ脱落しそう!
と思った私は
デザトレ内で「営業サークル」を作って
同期たちとの情報交換を定期的に実施しました。
余計落ち込みそうに思えますが、意外とそうでもなく。
実はうまくいってそうに見えていた人たちも実は違う壁にぶつかっていたり、
悩んでいたりしていたんですよね。
一人で勝手に悲劇のヒロインごっこしている場合じゃなかった!
「なんだ、まだ先に壁あるんか」と気づいたことで前に進むモチベーションになったのでした。
しかもXってポジティブなことしか投稿できない空気があるっていうか・・。
Xの投稿だけを100%信じるのは違うかなって思うようになりました。
私のメールってあまり読まれていないのかも?という気づき
返信がなかなか来なかったけど、
100通まではそのまま無心で送り続けていました。
私の営業メールには、あの苦労して撮影した動画のURLを最後に載せていました。
youtubeで再生回数を見ると、
メール送信数に対して動画再生回数があまり伸びていなかったんです。
「もしやメール最後まで読まれていない??」
そこでどうやったら読んでくれるかを自分なりに考えました。
「自分のことばかり話して、相手のメリットが書かれていない」
「テンプレート感がある」
「相手の人に”自分宛のメール内容だ”と認識してもらう工夫があればもっと良い?」
以上の改善点を見つけ、
試しにメールの冒頭文だけ会社ごとに変えてみることにしました。
どう変えるのかは会社によるのですが、制作会社さんのホームページを隅々まで見て
ちゃんと見ていないとわからないことを冒頭文に盛り込んでみました。
(お客さんのインタビュー記事、ブログ、SNSなど。リサーチ時間は5分以内)
あとよく使うであろう「貴社の理念に共感して・・」的な表現は一切省きました。
だってちょっと嘘だし(爆弾発言・・)
胡散臭くなりそうな嘘は書かず、丁寧さは保ちつつもあくまでも等身大の自分の言葉でメールを送りました。
するとぽろぽろと返信が来るようになり、
最終的は返信率16%ほどまで伸ばすことができたのでした。
正直私の改善策は「小手先のテクニック」です。
でも未経験でお仕事を得ようと思ったら、小手先でもなんでも試したら良いと思う。
(だってタダだし・・)
営業メールを送ったら返信が来ない壁のまとめ
- 100通くらいまでは無心で送り続ける
- それでも返信が来なかったら改善。なんでもできることは試す!
- 周りは気にしなくて良い。順調そうな人も実はいっぱい悩んでいる。
- 落ち込むくらいならXは見ない!
- 落ち込むときこそ誰かと話す!
返信が来て面談に進んだけど、案件に繋がらない壁
ここからは駆け足でサクッと行きます!
返信が来て、いよいよ面談ラッシュが始まりました。
面談前には以下のような準備をしていました。
- 相手の会社のことをホームページで調べて質問することを考える
- ポートフォリオの説明の練習
- 自己紹介の練習
けどあんまり案件化には繋がらなかったんですよね・・。
え、私ってそんなにダメな人間ですかね・・・😭
と落ち込む・・。
そこで営業コンサルをされている方とお話しする機会があったので
相談してみました。
指摘ポイント①:メールのやり取りの淡白さ
その方にご指摘いただいた点が、
メールを返信する際の淡白なやり取りが、丁寧じゃない人に見えるかも
ということでした。
確かに私は昔から
めちゃくちゃメールが短くて簡潔なのです。
温度感なんてまるでない気がする(むしろキンキンに冷えている!)
営業メールはめちゃくちゃ作り込んでいるから大丈夫だけど、
いざその後のやり取りは素が出てしまう。
そりゃ違和感あるよなぁって💦
その日からメールのやり取りは、いつも以上に神経と時間を使って
するようになりました。
温度感のあるメール文を上手に作る人たちにアドバイスをもらったりして
少しずつ改善したのでした。
指摘ポイント②:Zoomのテンションが低い
他の人にも相談し、アドバイスをいただいたのが
自分の面談時の様子を動画に撮影することでした。
自分が話している時の様子ってあまり見る機会がないのですが、
思っていた以上に反応が悪い!(笑)
表情もそんなに変わらないし、淡々としているし
ダメだこりゃ💦
あとめちゃくちゃ受け身だった!
Zoomの時はいつもよりテンション3割増しを意識して
面談に臨むようにしました。
終わると結構げっそりするけど頑張るしかない・・!
圧迫面接や感じがあまりよろしくない面接は
もともとの低めのテンションに切り替える。
といった感じで使い分けたりもして(笑)、
面談も少しずつ改善していきました。
返信が来て面談に進んだけど、案件に繋がらない壁のまとめ
- メールのやり取りは素が出るから要注意
- 面談時のテンションは3割増
- 面談前のリマインドメールは必須
- 面談後のお礼メールには、話した内容を盛り込む(わざと印象に残りそうな雑談を入れるのもあり)
- 面談は受け身で臨まない。
- お仕事が来なくても月1度の定期連絡メールを送る
案件をいただいたけど継続にならない壁
ここの原因ははっきりしていて
- クオリティが満たせていない
- コミュニケーションの丁寧さが不十分
クオリティに関してはもう努力するしかないので
毎日1時間、参考サイトの分析をするようにしました。
時間がある時はパーツ模写をしたり
とにかくデザイン力を上げるために時間を使ってました。
この時も同期に声をかけて
1対1で勉強をする環境を作って取り組んでました。
人を巻き込むのは本当に大事!
私はメールのやり取りとかも淡白なので、
そもそもコミュニケーションには課題があるタイプな気がします・・💦
ただ以前に町内会役員を一緒にした方が
「いつも先回りしてこちらの負担を減らすよう考えて動いてくださるので
お仕事でも一緒に働きたいと思わせてくれる人です」と
言ってくださったことが心に残ってました。
「相手の負担を減らすよう考えて動く」ということをしていけば良いのかなと。
言われたことだけをするのではなく、
意図や相手の状況を汲んで行動しようと思ったきっかけでした。
このへんは特に私の弱点だし、まだまだ未熟です・・😅(小声)
そのほかコミュニケーション力を鍛えるためにしてたのは
スクールのオフ会で積極的に幹事をすることでした。
(本当は幹事めちゃくちゃ苦手なのですが色んな方向に気を配る練習になるのです)
案件をいただいたけど継続にならない壁について
- クオリティを上げるのはマスト!(学習は人を巻き込む)
- コミュニケーション力の向上は今でも課題。得意な人を観察するものアリ(気づいたことは真似する)
継続案件をいただけるようになったけど低単価・短納期で疲弊して寝られない壁
未経験からお仕事をいただけるようになって
しばらくの期間については
低単価・短納期でも良いかなと個人的に思っています。
できるだけ多くの案件を経験することを優先した方がいいので。
でも半年くらい経ったら潔く単価アップの営業に切り替えましょう。
そのときに
「せっかく継続案件をいただける会社さんができたのに」
「また営業してもいい会社さんが見つかるかわからないし・・」
と思っても潔く次にいきましょう!!
ちなみに私は一時期
1日の睡眠が3時間くらいの時期が続いていました。
本当に倒れるかと思った!(実際老けた)
でも思い切って単価を上げてみると
働きやすい会社さんが残るという結果になったので
空いた時間に単価アップの営業もできたし
だんだんと寝られるようになったしでプラスの循環しかない!
と言いつつ
たまに私も低い単価で受けようか迷う時があるので(←)
そんな時は潔いスクール仲間にバッサリと切ってもらって現実に引き戻してもらってます(笑)
単価アップして継続にも恵まれ、欲しい金額が稼げるようになったけどなんか不安な壁
これは壁というよりかは
みんなが通る道っていう言い方があってる気がする。
ある程度目標の金額が安定して稼げるようになってくると
今度は金額どうこうよりも別の目標を考えるようになりました。
あとこの段階になってちゃんと自分の「人生の目的」を決めた
周りの人たちを見ていても
お仕事が安定してきた人たちは徐々にそれぞれ違った道に進み始めてる気がする。
- さらにデザイナーとしてのレベルを上げるために別のスクールに通う人、
- ディレクターに転向する人、
- UIデザイナーを目指す人、
- エンド案件に挑戦する人など
人それぞれ何を大事にするかは違うし
自分の方向性が合っているかどうかもわからないから
ここが一番長く悩んだし不安になった。(現在進行形)
ただ不安な時は行動した方が絶対にいいと思うし
私の場合はありがたいことに新しいことに挑戦する機会をいただけているので
流れに乗って頑張ろうかなといった感じです。
もし挑戦してみたことがめちゃくちゃ向いてなかったとしても
それが分かっただけで挑戦した価値がある、という考え方です
望んだ状況なのに不安になる壁のまとめ
- そもそも「人生の目的」を決めた方が良い
- 色んな選択肢があるけど一発で自分の正解に辿り着かなくても良い
- 間違った選択をしたとしても、それがわかっただけでグッジョブ!
まとめ
ここまでざっと書いてきましたが、めちゃくちゃ長かった・・。
最後まで見てくれた方、ほんまにありがとうございます🙇
壁について色々経験談を書いてみたけど
私が経験していない壁もたくさんあると思います。
例えば副業・兼業の壁とか
その辺は私にはわかりませんので、ぜひ経験した人に聞いてみてください!
とりあえず振り返ってみると自分の行動パターンはいつも同じ。
そんな大したことはしていないし、他の人が見るとまだ足りないところもあるかもです。
(悩んで一人で落ち込む時間は短め)
ヒントをもらう。
その結果をもとに検証。さらにプラスアルファ出来ることがないかを自分で考える。
今の私が当時落ち込んでいた自分に言うとしたら
「落ち込んでないでさっさと改善策考えて!その先もっと壁あるよ(笑)」って言うと思う。
壁にぶつかったときは経験者や周りの人に相談する、アドバイスを実行する、あと自分の頭でもちゃんと考えるっていうのが大事かも。(当たり前すぎてごめんなさい)
あと絶対に諦めないで継続すること!(自戒を込めて)
次はもう別のことについて書こうと思います。最後まで読んでくださってありがとうございました!